仕事の備忘録

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祝!Power BI Embedded 東日本リージョン登場

Microsoft Azureを使いたくて個人的に追っかけて数年。無茶苦茶スピードに乗った進歩具合に必死に追いかけつつ数年。アピール実ってAzureを業務利用調査を開始した1年でした。色々調査していましたが、いま面白いと思い社内で布教しているのが「Power BI Embedded」というサービス。

2017年にサービスインしたのですがが、今月2日に参加したイベントConnected();ではまだ東南アジアリージョンしかなかったのです。なのに25日にサイトをみたらなんと東日本リージョン来てるじゃん!

ということで東日本リージョン登場を祝しまして、Power BI Embeddedを紹介させてください。

azure.microsoft.com

元々Power BIというビジネス分析サービスをMicrosoftが提供しています。

powerbi.microsoft.com

こちらはDesktopアプリ&Webサイトという構成で無料利用可能で、Power BIを使ったデータ視覚化はかなり強力&簡単。

が、作ったグラフなどを他の人とやり取りするためにはアカウントによる組織管理が必須となりまして、ほいほいとやり取りするにはちょっと敷居が高かったのです。(Office365などがすでに導入されている組織なら最強だと思いますねどね)

百聞は一見に如かず。デモサイトがあるのでこちらを見ていただきたい。

Northwind Traders

対話型のグラフが普通にWebサイト内で表示されてますが、この部分がPower BI Embeddedによる提供。飛行機のエンジンの部分別故障件数が右のグラフをクリックすると、左のイラストと連動するのです。こんなグラフが簡単に利用可能なの本当にありがたい。「Power BIの機能を、アカウント管理なしで普通にWebサイトで使いたいなあ」という贅沢な願いをかなえてくれるのがPower BI Embeddedです。

但しこんな素敵なPower BI Embeddedですが利用条件があります。価格表に明記されているあたりをコピーしてみる。

azure.microsoft.com

(1)Power BIサービスの代用ではないこと=Power BI Web版のコピペサイトはだめ。(2)サードパーティとして提供すること=自社組織内部のWebサイトの一部提供とかはできない。とか制限事項があります。FAQなどを詳細参照してください。

基本的にはシステム開発会社が自社で売り出すサイトの一部として組み込む想定となります。また価格表をみるとわかりますが、通常のPower BIが利用者ごとで月額制課金に対してPower BI  Embeddedはセッションという単位での課金で、支払いはWebサイトの運営者となります。

1時間1ユーザがずっと使い続けると1セッション。

10時間使い続ける人がいたら10セッション。

100人アクセスで1時間使ったら100セッション。1日510円。30日使ったら15300円。

もし1000人なら30日15万3000円。1年間200万弱でそれなりの人数むけのシステムに対してグラフィカルな対話機能を提供できるのですね。うむ。

無料枠があるので開発である程度お試しが可能です。ぜひ一度使ってみてください。面白いよ。サンプルPGでのお試しがラクチンです。このドキュメントを参考にしてみてください。

docs.microsoft.com