仕事の備忘録

IT系技術とか、カスタマーサービスとか

サービスや製品の終わり方

私はWindows Phone 時代に IS12T という機種を買ってからずっとMicrosoft の携帯電話が好きだ。今はマウスコンピューターのMADOSMA 501とVAIO Phone Bis を使っている。IS12Tのころからソフトが少なくても、OSが好きでずっと使い続けてきた。

しかし昨年後半よりMicrosoft のモバイル向けソフトウェアはすべてiOS とAndriod 優先でリリースされており、先日Windows10 では標準ブラウザとなったEdge がiOS およびAndriod 版でリリースされた。

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MSの最優先開発ソフトからWindows 10 Mobile が外れているのがInsider Preview でのフィードバックに対する反応のなさなどから感じられていたが、この数日上記ツイートにある通り、MSのWindows 担当幹部からのツイートで新機能リリースがないことが公表された。

システム開発の仕事に携わっていると、サービスや開発の終わりは何度も経験している。最初は開発中のVisual Basic でのソフトフェアを、外注してC++で開発する方針となり、数か月のコードを捨てることになった。あの時は週末旅行に行って気を紛らわせた。それから何度もサービスは終わり、終わるものは終わるのだと立ちつくす。それが企業であり、会社が前に進むための方策であるから、もう一度前を向いていい終わりを迎えるように全力を尽くす。いま殿(しんがり)を務めるために仕事をしている人はどこにでもいると思う。

だが終わり方にも会社である以上真摯な態度は必要だ。なぜなら続けられたのはサービスや製品を愛した人を金銭的にも精神的にもダメージを与える以上、その人たちへの誠意である。かつ、それを見ている部外者へ会社のイメージ戦略にダメージを与える場合があるからだ。

今回Microsoft はWindows 10 Mobile へどのように対応するのだろう。ぜひ真摯な態度で早急に正式なロードマップを出してほしい。