仕事の備忘録

IT系技術とか、カスタマーサービスとか

初めて仕事で Microsoft Azure を使っている

私はTwitterのプロフィールにも書いているがMicrosoftが好きである。20年以上前のことを書かせてもらう。昔話になる。

本当に私は入社時システム開発に向いてないと思われていたし、自分もそう思っていた。大学は理系だったが、授業で習うホスト機でのプログラムを全く面白いと感じがことがなく最低限しかやらなかった。当時国立大でも情報処理の勉強はホスト機が主流だった。PC-9801でのゲームは高校の部活で遊んでいた程度でプログラムを学生時代にやることはなかった。

そんな私にプログラムが面白いと思わせてくれたのは、会社に入って2年目に国内発売されたばかりの日本語版Visual Basic 2.0 だった。というか、Cを研修で習っても全く頭に入らず困っていた私に上司が「お前はGUIのほうが向いている」と言って買ってくれたのだ。

当時まだまだホスト機全盛で、ホスト機を貸し出すだけで儲けが出る状態。一方ホスト機以外、Unix系OSやMS-DOSなどを使うコンピューターを「オープン系」と呼んでいたが、会社内では「子供のおもちゃ」とホスト機部署の人たちに揶揄されていた。そのおもちゃの筆頭がWindows 3.1 だった。

でも、そのおもちゃのおかげで、Cを挫折した私は自分でPCを買うくらいにプログラムが好きになった。香取慎吾が10代の頃にCMをしていたIBMのPCを購入したのはこのころ。36万したので物価を考えると当時のボーナスをそれにあてたはずだ。そのPCにインストールを最初にしたのがVisual Basic 2.0 だった。

そこからさらに数年後、Windows 95 が発売され「おもちゃ」と揶揄されたPCは仕事の道具して爆発的に普及した。最初はPCが嫌いで自分で触らず報告書なども「これ清書しといて」で済ませていた上司もいたが、あっという間にPCは一人一台となり提出物はWordになった。契約書や議事録を部下に書かせていた人たちは、結局社長への報告書をPCで書けず会社をリタイアしていったし、Unix系はホスト機から移行されるようになり、データセンター内にPCラックがあっという間にホスト機の場所を奪っていった。Visual Basic 2.0 Visual Basic 4.0になり業務アプリを簡単に作成できると流行り始め、Visual Basic 6.0になることには業務アプリ開発の一大勢力となった。

と、いうことを思い出すたび、何がいつ流行って廃れるか本当にわからないんで、いつも勉強しとかんといけないなと思う。システムの勉強を家でやるべきかどうかという議論がちょっと前にあったが、好きでやってる人が数多くいるIT業界なので、そこで生業とするための努力として勉強は必要だと思う。とにかく知識が少ない私の唯一のとりえは、プログラムを面白いと思える気持ちとあきらめが悪い点だから、しつこく勉強するしかないと考えている。ましてや私は子育て優先してて、時短勤務な時が長かったので、短時間でも会社にメリットである様な成果を出すしかなかった。

で、最近では Microsoft Azureも好きだ。これまた社内で利用事例がありつつもなかなか仕事としては使うことなく、もくもくと一人で触っていた。Bot作成やPower BI作成などもボッチ開発であった。しかし、つい先週から社内でAzureの仕事に携わるようになった。別件で初体験のReactも平行なので大変なこと限りないのであるが、初めて仕事でAzureを触って楽しくて仕方ない。

正直、これは神様が試していると思っている。仕事以外に今月来月は町内会もPTAも忙しくて、明日はお祭りで焼きそば売っているだろう。でもやる。やるったらやる。こんな時間にブログ書いて、誓うくらいうれしい。仕事で好きなことができる幸せを目いっぱい味わっておきたいと思う。

※夜中の文章は見直すべきなのですが勢いのまま掲載