仕事の備忘録

IT系技術とか、カスタマーサービスとか

2019年VRで社内会議を開いてみようとした

会社でVRにて会議を開きたいという相談が来た。メール内に手持ち機種の一覧があり、それよりアプリベースだとすぐにできないことを告げたら以下の質問をうけた。

http://ux.daishinsha-cd.jp/blog/vr-application-for-remote-conference

ux.daishinsha-cd.jp

「上記URLにはいっぱいVR会議システムがあるのになぜ弊社で手元に持っているVR機器を使えないのかMarage Soloというのとあと数種類あるのに?」

確かにすべてVR対応と書いてあるし実際にプロタイプを作成した機種だそうだ。プロトを作ったのは別部署らしい。VRを知らない人にわかる様にと悩んだ末、以下をメールした。

 

XXさん、ご指摘ごもっともだと思います。まずはVR機器の現状をご説明させてください。実は現行VR機器は機器ごとにアプリケーションが別になります。まだ成熟していない状況なんです。ブラウザごとにHTMLを書く時代のように機器ごとにアプリを作る必要があります。

 心の声:普通の利用者にとってはアプリストアになければアプリはないと一緒なんですよね・・・

頂いたページに出ているアプリケーションはどれも会議システムで有名なものなのですが、すべて「Oculus Rift 」「 HTC Vive 」という機種むけです。VR Readyと呼ばれる画像処理専用チップ(GPU)が適合したPCに接続して利用しますし、VRヘッドセットも10万近いものです。なので今すぐ費用の範囲で複数買うのは難しいかと思います。また標準で導入している業務PCはVR Ready対象外なので使えません。

 心の声:もちろん経費扱いの20万以下が条件だったりする

ではXXさんが別部署から借りた Marage SoloについてはOculus Go(私が持ちこみしたVR機器)と比較した記事があったのでこちらをもとに解説します。

 https://japanese.engadget.com/2018/05/22/oculus-go-mirage-solo/

japanese.engadget.com

「Mirage Solo」はGoogleが策定したDaydream という規格に沿ったIBMのスタンドアロンVR機器です。

vr.google.com

優秀で割安なので国内VR展示では非常によく使われています。ただアプリは思ったより種類がない状況で、ご要望をかなえるにはアプリケーション開発したほうが早いのではないかと思いました。

一方「Oculus Go」Oculus 社が発売した顔の動きのみに対応した簡易版です。2万円台と非常に安く、かつ発売当初からアプリが大量リリースされました。Facebookが今でもVRに積極投資をしていますし最近は「Oculus Quest」というGoの上位機種も好評です。

Oculus Goを使った会議だと複数やり方はありますが、4人までなら無料ソフトOculus Roomで対応可能です。レポートを引用しますね。

https://blog.feedtailor.jp/2018/06/03/remoteworkvr/

blog.feedtailor.jp

ただし大人数を想定してる会議ソフトとなると桜花一門さんの 桜花広場がよいかと考えます。暗号キーで会議室への入場を制御できたりしますし。

https://www.oukaichimon.com/ouka_hiroba.html

www.oukaichimon.com

 

とここまでで返答したのだけど、でもMirage Soloで会議できるといいのにともう少し調べてみたものの良い案が浮かばないまま数日過ぎてる。

ビデオ会議を超えたメリットを使ってみないと説明できないけど、使う前に予算は取れないといわれると、結局自前でそろえてやってたほうが楽だなあと思ったりする夏。とりあえずもう一台買ってかぶらせる以外ないのだろうか。それともGOとQuestでRoomに入ればいいのか?と思ったがいま自分のアカウントフォーマットするの面倒だななどぐるぐるしている。正直他のグループ会社のえらい方とはVRいいよねで意気投合したんだけどなあ・・・